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1.お墓のできるまで 2.石の基礎知識 3.石の種類 4.外柵・カロート 5.石碑 6.墓誌・香炉・付属品 7.建墓ローン 8.保証書・産地証明書
 
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2.石の基礎知識 Making a grave
墓石に使われる石
石は火山と深い関係があり、鉱物とそれに準ずる天然物質の固まりです。マグマが地球内部の地下深く(30〜50km)の地殻部分で冷えて固まったものを「火成岩」といい、その火成岩の中に含まれる鉱物の種類により「花崗岩(かこうがん)」「安山岩(あんざんがん)」などに分類されます。
花崗岩(御影石)
 
石英(鉱物の一種で結晶のきれいなもの。水晶)、長石(鉱物の一種で有色。通常は白色)、雲母(鉱物の一種で薄くはがれやすい性質。有色で黒雲母が多く見られる)を主な成分とします。他の石材に比べると石目が緻密で硬く、吸水率も平均0.4%と良く風化に強く耐久性もあります。唯一耐火性に弱く500℃以上になると全体が膨張して崩れやすくなります。
この耐久性を生かして、日本で花崗岩は墓石材として広く使われています。
※「御影石」の語源は兵庫県の御影地区で産出された花崗岩のことです。近年全ての花崗岩を御影石と呼ぶようになりました。
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安山岩
 
火山国の日本において最も産出量の多い石で、輝石(鉱物の一種で緑色、暗褐色で短い柱上のもの)、斜長石(鉱物、長石の一種で短い柱状のもの)、角閃石(鉱物の一種で無色、緑、青、褐色などでガラス光沢をもち長い柱状のもの)を主な成分とします。色調は暗色(灰色)が多く光沢、柄はほとんどありません。吸水率は2.5%と良くないのですが、耐火性に優れ、熱温度は1000℃に達します。加工性は花崗岩と変わらないため墓石材として多く使われています。
この耐久性を生かして、日本で花崗岩は墓石材として広く使われています。
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仕上げ
磨きは石材の色目や光沢が最も生きる仕上げで、ダイヤモンドを用いた砥石で磨きます。
本磨き仕上げ
 
本磨きは細かい砥石で研磨後、さらにツヤ出し粉を用いてバフ(布)で研磨します。現在日本の墓石のほとんどが本磨き仕上げです。
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水磨き仕上げ
 
中目の砥石で研磨したもので、仕上げが粗くツヤのない状態。すべりにくく床、階段の一部に使用されることがあります。
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びしゃん仕上げ
 
伝統的な粗面仕上げで「びしゃん」と呼ばれる格子状の突起があるハンマーで叩いてしあげます。
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小叩き仕上げ
 
びしゃん仕上げの後、先端がくさび状のハンマーで線状に平坦な粗面をつくります。
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割肌仕上げ
 
厚手の石材を石目に沿って割り、その割った面をそのまま使用します。
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